日本女子プロゴルフツアー「プロミスレディスゴルフトーナメント」(プロミスレディス)が、6月23日にウォーターヒルズGC(兵庫)で開幕する(決勝:25日)。今大会には、現在賞金ランク2位の大山志保(29=オンワード樫山)、2週連続優勝を狙う横峯さくら(20=サニーヘルス)、スーパールーキー上田桃子(20=加賀電子)ら実力者が勢ぞろいする。

- 賞金ランクトップへの返り咲きをかけて復帰戦に臨む大山
ここまで賞金ランク2位の大山志保が、今季3勝目をかけてプロミスレディスに出場する。3月の開幕戦からフル出場を続けてきた疲れが出たか、背筋痛を訴えて今週のニチレイレディスを欠場した。
そのニチレイレディス前までは賞金ランクは1位だったが、プロ同期の李知姫(27)が同大会で2位となり賞金ランク首位の座を譲ってしまうこととなった。再逆転をかけて、復帰戦に臨む。
春先から「今年の目標は賞金女王です」と公言してきた。近い将来の米ツアー挑戦のため、米国人のティーチングプロの指導を仰いだり、本場の名物キャディーを日本に招待するなど、着々と準備を進めている。「まずは日本で一番になりたい。すべてはそれからです」。現在、日本人では不動、宮里に続くワールドランク14位。しかし、出場権のあった全米女子プロはあえて辞退した。今は、日本で勝ち続けることしか眼中にない。
背筋190 キロ のパワーから生まれる豪快なショットは、以前からワールドクラス。今季は抜群の集中力で正確性を増したパットを武器に、4月のフジサンケイレディス、5月にはサロンパスワールドレディスを制した。6月の優勝は、最終週のプロミスレディスで飾る。

- 調子を上げてきた横峯は2週連続Ⅴを狙う
横峯さくらがプロミスレディスで2週連続優勝を狙う。自他共に認める「ポスト宮里藍」として、開幕前には「年間3勝&打倒不動」を宣言しながら出遅れた。しかし18日のニチレイディス(茨城・美浦GC)で今季初優勝。それも3日間首位を守りきる完全優勝で「やっと納得のいくゴルフができました。本当にうれしいです」と笑顔を見せた。
父良郎さんの指導の下、オフはキックボクシングやプロレスの道場に通うなど、入念な体力増強トレーニングに励んできた。ドライバーの正確性も大幅にアップ。試行錯誤を繰り返してきた課題のパットも、改善されてきた。「焦りはありません。しっかりと着実にプレーすることが大事ですね」という言葉を、ニチレイレディスの優勝で実証してみせた。
155 センチ の体を躍動させて、ドライバーで軽々と270 ヤード を飛ばす。全長6387 ヤード と決して長くはないコースでの今大会はチャンス十分。昨年は、最終日に5アンダー67をマークして、11位に食い込んだ。いいイメージで臨む今年は、2週連続Ⅴの大きなチャンスだ。

- 20歳になった上田は今大会でツアー初優勝を狙う
スーパールーキー上田桃子も、初出場のプロミスレディスに燃えている。昨年プロテストに合格したばかりだが、今季は先週のニチレイレディスまで全試合に出場。1158万9171円を稼ぎ、賞金ランク25位につけている。15日に20歳の誕生日を迎え「自分では、もう若くはないと思う。10代のうちに勝ちたいと思っていたのに…」と豪語した。
カリスマコーチの江連忠氏(37)の「秘蔵っ子」として、同期の諸見里しのぶ(19)に続く米ツアー進出を夢見ている。師匠から「今季3勝」のノルマを課せられた逸材だ。4月のライフカードレディス、5月のサロンパスワールドレディスでも初日首位に立ったが、2日目以降にスコアを伸ばせず、宮里、横峯らに続く史上5人目の10代での優勝を逃した。「プロの世界は、1打のミスで何百万円も違うんですね」と悔しがりながらも、着実に成長を続けている。
「10代ではプロになりたいという夢、試合に出たいという夢がかないました。20代はたくさん優勝したいし、海外に出てみたいという夢もあります」と目を輝かせる。上田のサクセスストーリーは、プロミスレディスから始まる。
