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プロミスレディス

藤田幸希ラッキー涙の2連覇/女子ゴルフ

エトキ
18番、バーディーパットを決めプレーオフに進出した藤田幸希はガッツポーズ

<女子ゴルフ:プロミスレディス>◇最終日◇24日◇兵庫・マダムJGC (6499ヤード、パー72)◇賞金総額8000万円(優勝1440万円)

 藤田幸希(21=TOSHIN)が涙の大会2連覇を飾った。4打リードでスタートし、上田桃子(21)の猛チャージに一度は逆転を許す展開も、最終18番のバーディーで通算6アンダー210と追いつき、プレーオフ1ホール目で上田を振り切った。プレーオフでは木の枝に第1打を「アシスト」される幸運も重なり、ツアー通算2勝目を劇的な再逆転劇で手にした。上田は出場49試合目で生涯獲得賞金が1億円を突破。史上3番目のスピード記録となった。

 なんて運だ。プレーオフの18番パー4。藤田は第1打を引っ掛けた。左サイドは猛烈なラフ。グリーンは狙えず、フェアウエーに出すしかない。ところが、第2打地点に行けば、フェアウエー横のセミラフにボールがある。「『木に当たって、止まって~』と願っていたけど」。まさか本当に木の枝に当たるとは…。第2打でピンが切られたグリーン上段を捕らえ、パーセーブ。ボギーの上田を振り切った。

 正規ラウンドの18番もツイていた。第2打をピン右5メートルへ。「どこかで見たラインだ」。昨年大会のプレーオフで勝負を決めるバーディーを奪ったフックライン。しかも、先に打った福嶋のパットがほぼ同じラインで、参考にできた。劇的な「同点バーディー」を決めて、藤田は「すごい!」と早くも泣きだしてしまった。

 大会2連覇はもちろんツキだけではない。昨年優勝時から痛みがあった左ひざが、炎症を起こして悪化。昨夏は足を引きずりながら、ツアーを転戦した。オフは「患部を鍛えて、治そう」と、父健さんらと相談の上、生まれて初めてジムに通った。今年1月には1カ月間、栃木で山ごもり。クロスカントリーで10~20キロを連日走り回った。スタート時の4打リードを上田に逆転された15番で「私がバーディーを取らないと勝てない」と開き直った。つらさを乗り越えた分だけ、強くなっていた。

 藤田は「このコースと大会は全部、私の味方でした」とつぶやいた。次は別の大会で勝つ。今季の目標は「年間3勝」だ。藤田は「昨年はここがピーク。でも、今年はここからです」と声を弾ませた。【加藤裕一】

プロミスレディス最終日成績

順位 氏名 スコア
藤田幸希 -6
上田桃子 -6
新崎弥生 -2
古閑美保 -2
福嶋晃子 -1
前田久仁子
青山加織 +2
笠りつ子 +2
佐伯三貴 +2
10 李 英美 +3
10 キャンベル +3
10 高橋美保子 +3
10 大谷奈千代 +3


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