有村V2に自信!海外挑戦も視野に

- 大会2連覇を目指す有村智恵
今年の女子プロゴルフツアーは20歳前後の若手の活躍に、ベテラン勢も奮起して、盛り上がっている。26日開幕の「プロミスレディス」(兵庫・マダムJゴルフ倶楽部)に意欲を見せているのが、昨年のこの大会でプロ初優勝を飾った有村智恵(21=日本ヒューレット・パッカード)。今季も5月のクリスタルガイザーレディスで優勝、7月末の全英女子オープンの出場権も獲得した。この1年間でさらに大きく成長した有村が、思い出の大会で連覇を目指す。
昨年、20歳で涙の初優勝を飾った思い出の舞台。有村にとって、この大会への思い入れは強い。「連覇、したいですね。今年の好調を維持していきたい。コースは好きなイメージがあります。結構好きなコースです。ティーショットも、セカンドも、持ち球のフェードで攻めやすい印象があります」と、連覇に向けて自信を見せた。
順調な成長をみせている。2学年上の宮里藍の背中を追って、地元熊本を離れて高校ゴルフの強豪校、東北高に進学。同級生の原江里菜らと競った。06年8月のプロテストは2位に7打差をつける史上最大差でトップ合格。その年はツアーデビューした後半戦で賞金ランク60位とシード権獲得はならなかったが、翌年の最終予選会で3位に入り、出場権を獲得した。07年は2位、3位各1回、4位2回など優勝にあと一歩に迫る成績で、賞金ランク13位(4764万円)でシード権を獲得。そして昨年の大会で念願の初優勝を飾り、一気にトッププロの仲間入りを果たした。
飛距離に悩んでいたが、今年2月のグアム合宿で男子プロの矢野東、谷原秀人に「いいスイングだ」とほめられて「モヤモヤが吹き飛びました」と振り返る。一方で「飛距離が出るようになってきた。でも、その分、曲がり幅も大きい時があるので、安定感は去年の方があったかもしれません」と正直に分析する。
もっとも技術面より心理面の成長の方が、有村にとっては大きい。昨年まではスイングやスコアメークに完ぺきを求めすぎて、自分から崩れることもあった。しかし、今年は気持ちに余裕をもってプレーできるようになったという。クリスタルガイザーレディスに優勝し「ボギーを打っても仕方がないと、腹をくくって打てるようになってきました。心のゆとりが出てきたように思います」という。
サントリーレディス(14日終了)までの賞金ランクで5位に入り、念願の海外メジャー、7月30日開幕の全英女子オープン(英・ロイヤルリザム&セントアンズGC)の出場権を獲得した。海外志向は強く「もっと世界ランクを上げて、出場できるチャンスを広げたい」と初メジャーで上位に進出し、海外挑戦への足がかりにする決意だ。21日の最終日が雨で中止になったニチレイPGMレディスでは、横峯に次ぐ2位と好調は続いている。渡英を控え、さらに自信をつけるためにも、この大会連覇で初の「年間複数勝利」を狙う。「他の試合よりも勝ちたい気持ちは強いです。連覇へのプレッシャーを考えずにやりたい」。ステップアップを目指し、今季2勝目に挑む。
[2009年6月25日11時3分]
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