- スポーツメニュー
-
- 後藤新弥のDAYS'メニュー
-
新弥のDAYS'
2007年01月14日更新起きない? 重大ニュース
<スポーツを占うのは不謹慎だけど>
いわゆる「占い師」さんになるのは簡単である。「こう見えるけど、実は本当はこうじゃない?」という話術さえ使えば、「当たってる!」と、人はそれにすがりたくなるものだ。
自分をもっと知って欲しい、イメージとは違う自分を誰かに認めてもらいたいという願望は、普遍的なものだ。そこにつけ込めば(失礼!)、陳腐でもテクニックとしては話が成立する。
では07年のスポーツは、何にすがろうとしているのだろうか。あるいは占い無用とばかり自立して、本来の路を歩むのだろうか。
起きて欲しいこと、欲しくないことを仮想的に考えて「今年の重大ニュース」を占おうとしたら、いろんな人から「こうだ、ああだ」と連絡が来た。
それらをまとめてご紹介しよう。全く裏付けのない、あらゆる要素が仮想の上に立った(笑い)でも「なるほど実感」の占いと願望だ。
<起きて欲しいけど、起きて欲しくない>
※各競技での世界選手権で日本勢が活躍。欧米の選手が調子を出し切らない中で、「08年北京はいけるぞ」の空想フィーバーが始まる。それが五輪本番にマイナスに作用するのはとても怖い。逆に「不振なら08年は楽しい」という保証もないわけだが=スポーツ雑誌記者。
<起きたらすごい、でもこれはないね>
※高橋尚子、小出監督を「監督」として有償で雇用。北京へ向けて奇跡の復活へ。「うーん、時間的にぎりぎりだが。でもエンジンはまだまだ健在。これ以上の選手はいないだろう」と小出監督。(マラソンファンの勝手な夢ですが、失礼ごめんなさい)=マラソンファン
<本当かよ、でもそうかも>
※NYヤンキースで日本人選手の活躍がめざましく、「NYジャンキースと改名すべきだ」との声が米国内で。ヤンキース対レッドソックスの対決の構図が大リーグ自体を盛り上げ、60億円は安い投資となる。ただ思わぬけが・故障の可能性は大きく、不安を残す=大リーグファン兼ジャーナリスト。
<起きて欲しくない最大のニュース>
※オシムJAPANが順調に成長するが、勝敗の上では必ずしも満足できない部分も。「育成」重視の「まともな」監督と協会は合意しても、やっぱり周囲(ビッグスポンサー)との意見が合わず、雲行きが怪しくなり始める=皮肉屋と観られている評論家
<マイナーだけど起きて欲しいこと>
※100kmを超える領域のウルトラランニングや遠泳に大きな関心が集まり、世界でも日本勢が華々しい活躍を見せる。既存のスポーツ競技の枠、体協やJOCを頂点とするスポーツの金メダル至上主義構造に揺さぶりがかかる=筆者。
<もう起きて然るべきだが>
※五輪開催都市の選定で「4回に1回は、選定委員会が指定する特別な意味を持った都市で行う」などの新たな運動が起きる。史上初のイスラム圏での開催、片肺モスクワでの再開催、資金不足の南米の都市を援助開催など=筆者。
<起きた方がいいと思う>
※エージェントの活動の実態、金の流れ、選手の本当の収入、「日本選手が欧米のチームと契約」するときの本当のいきさつや条件、などが次々に暴露されたり公開されて(それでも一部だが)、価値観が多少是正される=スポーツ全般のエージェント。
<起きるだろうがまだ起きて欲しくない>
※ガソリンの代替燃料や電気動力によるモータースポーツが本格化し、その性能の進化が世界を驚かせる。いわゆる爆音競技は次第に少なくなり、静かなる戦いの中でアナウンサーだけが古くさい絶叫を続ける=レースドライバー。
<起こそうよ原点復帰>
※スポーツは根性だ! という声があちこちで起き始め、野蛮で非科学的な「猛特訓」が再評価される。科学的な分析結果から、理論に合わない練習をすることも必要なことが解明され、選手の「育て方」が見直される=トレーニング科学者。
<起きるはずがないだろうが>
※サプリメント(栄養補助食品)の摂取方法が公の議論を呼び始める。通常の練習にもサプリやテープなどを常用・乱用するため、自然な休養や自然回復力が軽視されがちだ。奥底に疲労が蓄積するなどの危険が指摘され、水分を含めた正しい摂取方法に関心が集まる=ベテランコーチ。
<インターネット私設メディア局>
※昔FM電波で流行した「おれの局」が、インターネットで再流行。スポーツ解説や実況まで、書き込むだけでなく「好きな目線、勝手な感覚で放送しちゃう」マニアが次々に出現。イベントの著作権で大問題になる=パソコンおたく。
<起きるなら日本の教育は救われる>
※スポーツに措ける集中力発揮の体験、血液循環作用による学習能力の向上などに着目した小・中学向けの塾(予備校)が、スポーツを正課? に採用し、強制ではないが1日正味30分以上の運動をコーチ付きでさせることになり、大きな成果を発揮し始める。♪あーせ(汗)アカ! なんちゃって、、=近親者。
- Thanks
- ご愛読に感謝申し上げます。すべてにご返信ができないため、整理の都合上、nikkansports.comの本欄、マスター及び筆者個人アドレスでは、コラム内容に関するご感想などのEメールは、現在すべて受付を中止しております。お詫び申し上げます。下記にご郵送ください。
また、他ページ、フォーラムなどへの転載は、引用を含めて、お断りします。ご協力に感謝いたします。
【郵送宛先】 郵便番号104・8055 日刊スポーツ新聞社 編集局 後藤新弥
- プロフィル
- 後藤新弥(ごとう・しんや) 日刊スポーツ編集委員、60歳。ICU卒。記者時代は海外スポーツなどを担当。CS放送・朝日ニュースターでは「日刊ワイド・後藤新弥のスポーツ・online」(土曜深夜1時5分から1時間。日曜日の朝7時5分から再放送)なども。
本紙連載コラム「DAYS’」でミズノ・スポーツライター賞受賞。趣味はシー・カヤック、100メートル走など。なお、次ページにプロフィル詳細を掲載しました。
【 詳細プロフィルへ >> 】