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駒大、中大ら滑り込みシード権/箱根駅伝

<第83回箱根駅伝>◇3日◇復路◇箱根~東京(5区間109・9キロ)

 最近5年で優勝4度を誇る駒大の大八木監督は、ひどくやつれていた。「来年はこんな苦労がないようにしたい」。開口一番の言葉は、深いため息とともに出た。昨年優勝の亜大、22年連続シードを守ってきた中大とともに復路でシード落ちの危機を味わった。

 往路7位の駒大は7区で5位に浮上。シード争いの気配はなかった。しかし、主力の風邪で急きょ出場した8区太田(2年)が区間19位と失速。9位まで転落した。結局7位まで盛り返したが「こんなにきついレースは監督になって初めて」と大八木監督は落胆を隠せなかった。

 往路13位の亜大、同14位中大はともに前夜、目標を「シード確保」に下方修正。亜大は6区で10位と1分半近く離され15位まで急降下。「前年優勝校初のシード落ち(全区間完走)」のピンチに陥った。続く3人が頑張って辛うじて10位確保したが、岡田監督は「見えない重圧があった。これが学生スポーツの面白さであり、怖さ」。

 2年連続で総合8位の中大は、8区の18キロすぎに森がふらつき一時12位に転落。「ホッとした。かなり冷や冷やものだった」(田幸監督)。スピード化が加速した近年の箱根駅伝は、以前ほどシード校とその他のチームの差がなくなった。強豪校も一つ歯車が狂うと、一気に下位に転落する危険性をはらむ。「体調管理の難しさと、箱根の怖さを痛感した」。大八木監督の言葉は、今年の大混戦を象徴していた。【今村健人】

[2007年1月4日8時56分 紙面から]

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