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早大が5年ぶりシード権獲得/箱根駅伝

- 6位でゴールした早大10区宮城のたすきにはお守りが付けられていた(撮影・鹿野芳博)
<第83回箱根駅伝>◇3日◇復路◇箱根~東京(5区間109・9キロ)
12度の優勝を誇る名門、早大が復活ののろしを上げた。復路は10位に終わったが、2区で区間賞を獲得したエース竹沢健介(2年)らが蓄えた往路4位の貯金で総合6位。02年大会の総合3位以来5年ぶりにのシード権を獲得した。今回のメンバーが7人も残る大学創立125周年を迎える来年度は、15年ぶりの総合優勝も夢ではないところまで来た。
最終ランナーの宮城が、必死の形相で逃げた。4人の後続集団とは40秒差もある。しかし、後ろからシード落ちの恐怖がヒタヒタと迫ってきたという。「ずっと追い上げられている気がしていた」。最後は区間3位の力走で、エンジ色に染まった仲間の中に6位で飛び込んだ。
渡辺康幸監督(33)就任3年目にして初のシード権獲得だった。04年にかつての偉大なエースに名門復活が託された。しかし、なかなか結果は出なかった。05年はわずか22秒差でシード権を逃した。雪辱を期した昨年も13位に沈んだ。それだけに「今年は最低限の目標を果たせた」と、監督はホッとした表情を見せた。
今年はエースに成長した竹沢を軸に予選会をトップ通過。「最低でも3位」を目標に臨んだ。結果は6位だったが、藤森主将は「ようやく戦えるところまで来た」と手応えをつかんだ。竹沢も「満足とはいえないが、得るものは大きかった」。予選会から脱した喜びは想像以上だった。
来年も今回のメンバーは7人が残る。昨夏、5000メートルで日本歴代3位の13分22秒36をマークした竹沢の実力は日本トップレベル。渡辺監督は「箱根のためにも世界で力を発揮させたい」と、今後の世界選手権、北京五輪への挑戦も明言した。強化を始めた系属校の早実からも有望な若手が入部予定。来年度は早大創立125周年の記念の年。渡辺監督は「来年か再来年で狙いたい」と、竹沢が在学している残り2年間での優勝を誓った。【吉松忠弘】
[2007年1月4日8時56分 紙面から]
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