東海大佐藤3年連続区間新/箱根駅伝
<第84回箱根駅伝>◇3日◇復路◇箱根-東京(5区間109・9キロ)
東海大のエース佐藤悠基(3年)が、史上3人目の3年連続区間新の大記録を樹立した。7区の区間記録を15年ぶりに18秒更新。6位でたすきを受け取ると、3人抜きで3位に浮上し、チームを優勝争いの舞台に戻した。一昨年の3区、昨年の1区に続いて、レース中に足がけいれん。だが走りながら、患部をたたいてほぐす気合で乗り切った。すべて異なる区間での新記録は、55~57年の中大佐藤に次ぐ2人目の快挙だ。
それでも大会後の佐藤に笑顔はなかった。チームはアンカーの荒川が棄権し、記録なし。「仕方ない。すべてを尽くしてこの結果。それは受け止めたい。区間新のうれしさとかはない」と、唇をかんだ。来年、史上初の4年連続区間新とチーム初優勝で雪辱するつもりだ。
[2008年1月4日9時9分 紙面から]
- 東海大棄権10区荒川じん帯損傷/箱根駅伝 [4日09:13]
- 駒大3年ぶり6度目の総合V/箱根駅伝 [4日09:06](写真あり)