<第87回箱根駅伝>◇2日◇往路◇東京-箱根(5区間108キロ)

 東洋大、早大の2強を崩す1番手と目された駒大は、5人中4人が区間8位以内の安定した走りで往路5位で終えた。2区の5キロ付近で給水を手渡す際に転倒した大八木監督は「足痛い」と左足を引きずり「上出来。予定通り」。

 1区では大型新人の油布郁人(1年)がデビュー。20キロ以上は初体験にもかかわらず、区間3位と健闘したが、同学年の早大・大迫が区間賞を獲得したこともあり「不安があって、(集団で走る)確実な方を選んでしまった。無難に寂しく終わった」と不満顔だった。大八木監督は「復路もこの調子で3位以内を」と無欲を強調したが、展開次第で3年ぶりの総合優勝にも手が届く状況だ。