<全国高校バスケット選抜優勝大会:玉野光南80-67大分舞鶴>◇男子1回戦◇24日◇東京体育館

 初出場の玉野光南(岡山)が80-67で、5年連続13回目の出場の大分舞鶴(大分)を破った。玉野は米村誠志郎(3年)が40分間フルにコートに立ってチームをけん引。前半の10点リードを守りきった。

 安藤龍太コーチ(42)は「今大会は初出場で緊張は仕方ないが、高校総体を経験したので、選手は落ち着いてプレーできていた」と勝因を分析した。高校総体では「思ったほど自分たちが出来ない」ということを選手たちが自覚し、「その後の練習に自主性がでてきた」という。

 次は高校総体ベスト4の宇都宮工(栃木)が相手。「身長の高い選手が多いが、高さには慣れているので、自分たちは空いているスペースを見つける」と同コーチは、ボールを持っていないプレーヤーの動きも重要視した「観察力の練習」の成果に期待を込めた。