<全国高校バスケット選抜優勝大会:札幌山の手87-80東京成徳大高>◇女子準々決勝◇26日◇東京体育館

 昨年3位で開催地代表の東京成徳大高が、V候補の札幌山の手に惜しくも敗れた。連覇を狙う女王に最後まで食らいつく粘り腰。昨年準決勝では46-96と50点差をつけられ歯が立たなかったが、最後まで逆転圏内で試合を運んだ。

 札幌山の手対策は「萌映子さんは覚悟して右だけは抑えよう」(下坂須美子監督)。超高校級エースの長岡萌映子(3年)は無理としても、周囲を抑えて活路を見いだす作戦だった。だが「セカンドで随分、拾われてしまった」と同監督。主将の根岸夢(3年)も「長岡さんにやられるのはいいとしても、それ以外の人にリバウンドをとられた。それとシュートで終われなかったミス。大事なところで出てしまった」と後悔を口にしていた。