<全国高校バスケット選抜優勝大会:桜花学園88-82金沢総合>◇女子準々決勝◇26日◇東京体育館

 27日の準決勝で札幌山の手への挑戦権を得たのは、最多17度の優勝を誇る桜花学園(愛知)だった。高校屈指のエース・宮沢夕貴を擁する今夏総体覇者の金沢総合(神奈川)との一戦は、常に僅差でスコアが推移する大接戦。2点リードの残り20秒で山田愛(1年)がフリースロー2本を決め、勝負を決定づけた。

 一昨年まで3連覇。だが今年は国体ベスト4など、いまひとつだった。その国体後、下級生中心のチームにシフト。登録15人中、年代別日本代表に顔を連ねる6人の1年生と、それをまとめる主将の三好南穂ら3年生が融合し、チームは仕上がった。「1年生が本当によく頑張った。信頼してました」と井上真一監督(65)。札幌山の手対策として「(高校NO・1フォワード)長岡にインサイドは構わないが、3(点シュート)を1本も打たせないこと」とした。