<全国高校バスケット選抜優勝大会:桜花学園88-82金沢総合>◇女子準々決勝◇26日◇東京体育館

 今年の高校総体優勝校・金沢総合(神奈川)が、2年ぶりの優勝を狙う桜花学園(愛知)に敗れた。試合は最終の第4クオーター、残り1分を切って82-82の同点。そこから金沢総合は反則でフリースローを与えるなどして6失点。主将でエース宮沢夕貴(3年)にボールを集めた攻撃がかみ合わず、得点できなかった。

 星沢純一監督(60)は「相手について考えたプレーができなかった。チーム(全員)で動いて得点できればいいのに、最後まで宮沢のチームだった」と苦しい時に頼れるのは宮沢しかいないチーム状態を嘆いた。宮沢は「(最後は)自分のミスで相手ボールにしてしまった。チャレンジしようという気持ちで臨んだ試合だったが、桜花の個人個人の能力にやられた。チームディフェンスができなかった」と主将として、敗戦の責任を感じていた。