<全国高校バスケット選抜優勝大会:岐阜女56-54大阪薫英女学院>◇女子準々決勝◇26日◇東京体育館

 岐阜女(岐阜)が前半のリードを守り、56-54で大阪薫英女学院(大阪)に逃げ切り勝ちした。岐阜女は高校総体2位の優勝候補・大阪薫英に対し、前半37-24と13点差をつけた。主将の野原利江(3年)を中心に、森沢みゆき(3年)らがコートを疾走。さすがに後半は追い上げられたが、厳しいディフェンスでかわした。

 安江満夫監督(58)は「ウチらしい粘り強く逃げ切る勝ち方ができてよかった。ディフェンスしか頑張れないチームなので、日頃の練習が生きた」「後半は走りきれなかったが、前半アドバンテージが大きかった」と笑った。接戦だったため、「タイムアウトの使い方などゲームの流れをみながら、神経すり減らした」という。

 目標の「ベスト4」を達成し、「選手をほめてやりたい」と素直に喜ぶ同監督は「明日のことは準備していなかった」という。それでも、相手(山形商)について「力のあるチームだが、我々にチャンスがないわけではない。まずは疲れをとり、これからしっかり準備する」と話した。