<高校ラグビー:石見智翠館23-12日本航空石川>◇30日◇2回戦◇花園

 Bシードの石見智翠館(島根)が、超高校級NO8長谷川とロックのオネセマ&CTBモセセのトンガ人コンビを擁する難敵・日本航空石川相手に苦しみながらも、逃げ切り勝ちを収めた。前半4分にFB忽那(くつな)のPGで先制すると、2分後にはラックから右に大きく展開し、フランカー川瀬がトライを決め8-0とリードを広げる。その後モセセにトライを決められ1点差に詰め寄られたが、前半終了直前にフランカー山口のトライで再び突き放した。

 後半も取っては取られる白熱した展開だったが、試合終了直前に再び忽那がPGを決め、熱戦に終止符を打った。安藤監督は「久しぶりにシード校に選ばれてプレッシャーがあったが、勝ててホッとしています。あの3人(長谷川、オネセマ、モセセ)がスピードに乗る前に抑えられたことが大きかった」と、満足そうに話した。