<高校総体:競泳>◇20日◇岩手・盛岡市立総合プール

 男子学校対抗で、日大豊山(東京)が12年ぶり7度目の優勝を果たした。豊川(愛知)1点差で迎えた最終種目の800メートルリレーで序盤の5秒差を逆転して優勝。合計得点を73とし、3位に終わった豊川を1点抑え、99年に同じ盛岡で行われた大会以来の頂点に立った。個人のメダルは100メートル平泳ぎの田口直輝(2年)の銅だけだが、リレー全3種目で優勝しての栄冠。フリーリレー2種目でアンカーとして勝利に貢献した田口は「チームワークの勝利です」。スイミングクラブとの掛け持ち選手が多い中、全員が部活動組なだけに「僕たちは授業から練習まで一日中一緒。練習はスイミングクラブで、という人たちには負けられません」と話していた。