レスリング男子74キロ級に一貫した英才教育を受けてきた期待の新星、白井勝太(東京・帝京1年)が、全国高校総体に登場する。東京予選では全試合フォール勝ち。「目の前の相手に集中する。出場するからには勝つ」とキッパリ口にした。

 将来の五輪選手育成を目的に、全国から有望なジュニアを集めた「日本オリンピック委員会エリートアカデミー」出身。白井は1期生で、小学校卒業と同時に福井から上京。一流の指導者や練習相手など充実した環境で練習を積んでいる。昨年8月の17歳以下のアジア選手権では銅メダルを獲得。目標は16年のリオデジャネイロ五輪。まずは全国総体で1年生王者の座に就く。