サッカーの昨年のインターハイで得点王となった和泉竜司(千葉・市船橋3年)が、故障から復活する。千葉県大会は練習中に右足首を捻挫し、1度も出場できなかった。主将としてイレブンを支えるため、ベンチから大きな声援を送り続けた。朝岡隆蔵監督は「和泉は主将としていい経験をしたと思う。一生懸命応援していた。この経験を全国でも生かしてほしい」と話した。

 和泉は昨年、2年生ながら勝負強さを発揮し、7得点で7度目の優勝の立役者となった。「県大会は悔しかった。自分が出ていればと思うゲームもあって。この思いを全国にぶつけたい。チームの支えになって、しっかり点をとりたい」と巻き返しを誓った。大黒柱不在だが、チームは激戦区を制し、全国キップ(千葉2校出場)を獲得した。エースストライカー復活が、連覇への大きなカギとなる。