<世界柔道>◇27日◇男子100キロ級ほか◇パリ・ベルシー体育館

 柔道ニッポン、尻すぼみ!?

 日本の男子重量級がメダルゼロの惨敗に終わった。2連覇を狙った100キロ級の穴井隆将(27=天理大職)が3回戦で、高木海帆(かいはん、20=東海大)は2回戦で敗退。全日本王者で100キロ超級の鈴木桂治(31=国士舘大教)が3回戦で、上川大樹(21=明大)が1回戦敗れるなど、4選手全員が敗者復活戦すら逃した。無差別級を除く重量級でメダルゼロは07年大会以来3大会ぶり。男子は個人7階級14選手で金2、銀2、銅1個に終わった。

 女子78キロ超級は、準決勝で敗れた杉本美香(26=コマツ)と敗者復活戦で勝ち上がった田知本愛(22=ALSOK)が3位決定戦で対戦し、杉本が銅メダルを獲得した。今大会での女子は個人7階級14人で金3、銀4、銅3だった。