<柔道:世界選手権>◇第3日◇28日◇リオデジャネイロ◇男女各1階級

 男子73キロ級で、初出場の大野将平(21=天理大)が一気に頂点に駆け上がった。

 すべて一本で勝ち上がると、決勝のウーゴ・ルグラン(フランス)戦でも2分33秒に鮮やかなはね腰で一本勝ちを収めた。「うれしいですけど、まだ実感がないです。練習と合宿でやってきたので、自信があった。全部一本勝ちには満足している」。落ち着いた口調で話す姿には早くも風格も。「これからが大変になる。研究されてからです」と気を引き締めていた。日本男子は最軽量級から3階級連続で金メダル獲得となった。