<柔道:世界選手権>◇第6日◇31日◇ブラジル・リオデジャネイロ◇男女3階級

 女子78キロ超級の田知本愛(ALSOK)は準決勝でロンドン五輪金メダルのイダリス・オルティス(キューバ)に優勢で敗れ、3位決定戦を制して銅メダルだった。

 個人戦の7階級が終わり、日本女子は無差別級を含む8階級で優勝を逃した1991年バルセロナ大会以来、22年ぶりの金メダルゼロに終わった。田知本は2010年東京大会無差別級以来の銅メダル。オルティスが初優勝した。

 男子100キロ超級で初出場の七戸龍(九州電力)は準々決勝に続いて敗者復活戦でも敗退し、同級の日本勢は5大会連続でメダルなし。テディ・リネール(フランス)が男子史上最多の5連覇を果たした。100キロ級の33歳、小野卓志(了徳寺学園職)は準々決勝で敗れた後の敗者復活戦を制したが、3位決定戦で力尽きた。エルハン・ママドフがアゼルバイジャン勢初の優勝を遂げた。

 男女各7階級で日本はトップの金メダル3個。メダル数でもフランスと並ぶ最多の7個だった。