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トヨタが大健闘の4位発進/F1

- 午後のフリー走行で4番手につけたトヨタのトゥルーリ
<F1:日本GP>◇28日◇フリー走行◇富士スピードウェイ(1周4・563キロ)
F1日本GPが30年ぶりに富士スピードウェイで開幕。トヨタのヤルノ・トゥルーリ(33)が、午後の2度目のアタックで1分19秒711の好タイムを出し、4番手につけた。ホームサーキットの利点を生かしたマシン開発が当たり、大健闘を見せた。トップタイムは、ハミルトン(マクラーレン)の1分18秒734。日本勢は山本左近(スパイカー)が21位、佐藤琢磨(スーパーアグリ)が最下位の22位だった。
白と赤のマシンが、どよめきをかき消しながら直線を通過した。サプライズを起こしたのは、トゥルーリだ。威勢のいい走りで、好タイムを連発。タイムを伸ばせないライコネン(フェラーリ)をとらえ、1分19秒台へ突入した。ベストタイムは1分19秒711。「週末に向け、最高のスタートが切れた。スムーズに行った日だった」。マクラーレン、フェラーリの2強に割り込んだ。
チームはこの日を待っていた。親会社のトヨタ自動車が、00年にコースを買収し、大胆なコース改修を行い、夢のF1招致を実現させた。チームの命運をかけたGPだった。
ホームコースでのGPに向け、チームは5月に「富士プロジェクト」を発足した。新装・富士で開催の国内レースでデータを集め、徹底的にテストを繰り返した。特に力を入れたのが、ギア比の調整だ。長い直線だけでなく、中盤の中高速コーナー、終盤の低速コーナーにもギアを合わせなくてはならない。完成したのは、富士限定の特別ギア。トゥルーリは「最高に折り合いが取れた車になった」と、自信を深めた。
チームは過去に6度の表彰台があるが、昨年4月のオーストラリアGPを最後に遠ざかっている。新居技術担当ディレクターは言う。「予選ではトップ10の真ん中(5~6位)にいたい。レースでは表彰台に行きたいですから。タイムはもう少し良くなる。出ると思ったタイムは出てませんから」。強気の言葉は、1年半ぶりの表彰台が視野に入った証しだ。【森本隆】
[2007年9月29日9時40分 紙面から]
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