今年から南米のアルゼンチンとチリを舞台に開催されている自動車のダカール・ラリーで、2度の優勝を誇る増岡浩(三菱レーシングランサー)がエンジンのトラブルに見舞われ、大会初日の3日にリタイアした。
今大会に向け、新型マシンの開発に深くかかわり、車体の軽量化や操作性の高いハンドリングを実現。3度目の栄冠を目指していただけに「マシンの性能の高さを実感し、調子もよかった。リタイアという結果はとても残念」と唇をかんだ。
三菱自動車によると、第1ステージ(競技区間371キロ)では、途中まで首位に約2分差と快調に走っていたが、190キロ地点でエンジン内のボルトが破損。エンジンが動かなくなった。トラックにけん引され、トップから5時間以上遅れてゴール。修理に取り組んだが、競技継続は不可能と判断した。
三菱勢は5日の第3ステージを終え、3度優勝のステファン・ペテランセル(フランス)が総合首位のカルロス・サインツ(スペイン、フォルクスワーゲン・トゥアレグ)と約9分差の4位と好位置につけている。マシンは同じレーシングランサーで、増岡にとっては不運なトラブルだった。
同ラリーは9日にアンデス山脈を越えてアルゼンチンからチリに入国。競技区間には世界で最も乾燥した地域とされるアタカマ砂漠もあり、優勝争いは佳境に入る。最終日の18日までどんなドラマが繰り広げられるか。(共同)



