米インディカーシリーズに参戦中の武藤英紀(26=アンドレッティ・グリーン)が一時帰国中の21日、都内のホンダ本社で会見し、後半戦への意気込みを語った。

 今季序盤はマシンのセッティングやピットワークのミスで結果を出せなかったが、6月21日のアイオワで3位に入った後は優勝争いに絡める状態になった。「去年に比べて車への理解が深まって、シーズン途中から決勝に向けてのいいセッティングがつかめた」という。最近はチームの他の3人のドライバーが武藤のセッティングで決勝を走ることもあり、信頼されている。「エンジニアも『後輪が滑る』と話しただけで、表情やニュアンスからその程度を理解してくれるようになった。インディジャパン(9月19日決勝、ツインリンクもてぎ)前の5戦で優勝できる手応えがある」と自信をみせた。