F1のザウバーは7日、小林可夢偉(23)が来季も同チームに残留することを発表した。小林は今季ここまで、7月の英国GPの6位を最高に5戦で10位以内に入賞している。ペーター・ザウバー代表は「来季も彼と一緒に戦う決断に迷いはなかった。彼は期待通りの速さと闘志をみせた。またエンジニアとの連係、技術面の理解も素晴らしかった」と決断理由を説明した。

 小林は「シーズン序盤の苦戦を抜け出すために一丸で戦った。今はチームに愛着を感じるし、来年も一緒に戦えて非常にうれしい」と喜びのコメント。その一方「でも今は今年のレースに100%集中している。まだ6戦も残っているのだから」と日本GP(10月10日決勝、鈴鹿サーキット)を含むシーズン終盤へ闘志を新たにした。

 昨年は最終戦後に突然、テストドライバーを務めていたトヨタが撤退。大きな個人スポンサーを持っていない小林は、新チーム探しに苦労した末に、日本人として初めての実力を評価されてザウバーのシートを獲得した。今年の早期の残留決定で、再びドライバーとしての高い評価を証明した。