<F1:マレーシアGP>◇公式予選◇22日◇セパン・サーキット◇1周5・543キロ

 ウィリアムズ中嶋一貴(かずき=23)は、試練の最下位発進となった。予選第1ステージ(Q1)で1分36秒388で18位に終わり、Q2進出に失敗。この日から父悟氏が観戦に訪れたが、開幕オーストラリアGPでの罰則もあり、決勝は最後方の22番手からスタートすることになった。フェラーリのマッサが、1分35秒748でポールポジション(PP)を獲得。日本勢ではトヨタのトゥルーリが5位と健闘、佐藤琢磨(スーパーアグリ)は20位だった。

 中嶋にとってホロ苦い1日だった。目標だったQ3進出どころか、Q1で脱落。「経験を積んでいる分、デビュー戦(07年ブラジルGP)より悪かった。今日は(100点満点で)20点」と自戒の念を込めた。Q1最後のアタック、第2区間まで自己ベストを更新しながら、バックストレート手前でマシンがふくらんでタイムを失った。グリップ力が低いマシンで「無理に攻めすぎた」結果のミスだった。

 F1デビュー3戦目で、父悟氏が初めてサーキットに訪れた。「今日はどこにいるかも知らない。予選に集中していました」。この日はいいところを見せられず、今日23日のレースも最下位の22位からスタートと厳しい状況。しかし、平常心は失っていない。「終わったことだし、失敗は忘れず、でも振り返らず決勝に臨みたい」。デビュー戦では予選19番手から、決勝で10位と挽回(ばんかい)した。狙うはその再現、いやそれ以上の上位フィニッシュだ。