F1を運営する国際自動車連盟(FIA)とF1チーム協会(FOTA)の予算制限などの来季ルールをめぐる交渉が再び決裂した。15日に両者が話し合ったが、16日にFIA側が交渉決裂の声明を発表。FOTA側が撤廃を要求する4000万ポンド(約61億円)以下の予算制限を含む新ルールを残すとした。FOTA側が提案した金額では、規模の小さい新規参戦チームが戦えないとしている。

 17日にFOTA側が妥協点を探るための文書をFIAに送付。ロイター通信はFIAのマックス・モズレー会長とバーニー・エクレストン商業最高責任者にあてた文書のコピーを公開。「検討してもらえることを期待して要求する。それはいくつかのチームの撤退を避けることにつながる。今は問題の急速な解決策を見つける時だ」としている。予算制限を監査する外部の団体を起用する提案もされている。

 現時点では文書に対するFIAの対応は不明。12日に条件付きで来季参戦エントリーされたトヨタ、ブラウンGPなど5チームの交渉期限は19日。その日にFIA側がエントリーを取り消すなど強硬手段をとれば、交渉は完全に決裂し、60年の歴史を誇るF1が分裂する可能性もある。