<インディカー第16戦:インディジャパン300マイル>◇18日◇公式予選◇栃木・ツインリンクもてぎ◇1周1・5マイル(約2・4キロ)

 アンドレッティ・グリーンの武藤英紀(26)が予選中の事故でブービーの22番手スタートとなった。初優勝を目指して万全の準備を積んできたが、4周で争う予選の2周目第3ターンでスピンして壁に激突。タイムなしに終わった。事故の衝撃で左足を痛めたが、決勝は出場予定。ドライバーランキング3位からの逆転を狙うチップ・ガナッシのスコット・ディクソン(29=ニュージーランド)がポールポジションを獲得した。

 第3ターンで悲劇が起きた。武藤のマシン後部がアウト側に流れてスピン。後方から壁に激突し、6月のアイオワで3位を獲得した際に使った好調のマシンを大破させた。左足も痛め、もてぎでの初優勝に向け、できる限り積み重ねてきた準備が水の泡になった。

 「人生はおもしろいな。やれること完ぺきにやってクラッシュすることもあれば、何もしなくて結果が出るときもある。攻めた結果なので気持ちはすっきりしている」。ショックがないはずはないが、あきらめるわけにはいかない。「サイン会に出て、ファンに温かい言葉をもらった。そういう人のために走りたい」。インディでは、昨年9月のシカゴでペンスキーのカストロネベスが予選28番手から優勝したのが最大の逆転。武藤も22番手から逆襲する。