<F1:韓国GP>◇決勝◇16日◇韓国・霊岩

 今季の年間総合優勝を決めているレッドブルのセバスチャン・フェテル(24=ドイツ)が1時間38分1秒994で、2番手スタートから逆転優勝を飾った。今季10勝目で、通算20勝目。年間2ケタ優勝は04年に13勝したミヒャエル・シューマッハー(ドイツ、当時フェラーリ)以来2人目で3度目。同僚のマーク・ウェバー(オーストラリア)が3位に入り、レッドブルは3戦を残し、2年連続の製造者部門優勝を決めた。

 フェテルが2番手から逆転し、2位に12秒差をつけて危なげなく年間10勝を達成した。母国ドイツの大先輩シューマッハーが02、04年に作った大記録に続く快挙に「10というのはいい数字だ」と、誇らしげに話した。残り3戦に全勝すれば、年間最多記録の13勝に並ぶ可能性もある。この日はチームも2年連続優勝を決め「製造者部門のタイトルも取れ、素晴らしい日になった」と、関係者と喜びを分かち合った。(米家峰起通信員)