<F1:韓国GP>◇決勝◇14日◇霊岩

 今季第16戦となる韓国GPは霊岩で55周の決勝を行い、前戦日本GPで自身初の表彰台となる3位に入ったザウバーの小林可夢偉(26)はリタイアに終わった。レッドブルのセバスチャン・フェテル(25)が3戦連続今季4勝目、通算25度目の優勝を飾った。2位にレッドブルのウェバー(オーストラリア)、3位にフェラーリのアロンソ(スペイン)が入った。フェテルは年間ポイントを215点とし、209点のアロンソを抜いてトップに立った。

 日本GPでは3位と活躍した小林だったが、1周目にバトンに追突してマシンを損傷、その後リタイアした。小林は「(バックストレートで)バトンが思いのほかブレーキを踏んだんで、避けきれなくてフロントウイングが当たってしまって。(バトンを)リタイアに追い込んでしまったのは申し訳ないんですけど、レースなんでしょうがないですね」と話した。これに対し、バトンはチームの無線で「ばかやろう」とののしり、「F1がモータースポーツの頂点だと考えると、あまりにレベルの低いドライビングだ」と激怒していた。(米家峰起通信員)