- スポーツメニュー
-
- モータースポーツメニュー
-
中嶋一貴9人抜き10位デビュー/F1
<F1:ブラジルGP>◇決勝◇21日(日本時間22日)◇ジョゼ・カルロス・パセ・サーキット◇1周4・309キロ×71周
元F1ドライバー中嶋悟氏の長男で、ウィリアムズから初参戦した中嶋一貴(22)が、10位完走の上々デビューを果たした。19番手発進から、序盤には佐藤琢磨(スーパーアグリ)をかわす積極的な走りを披露。入賞(8位以内)まであと1歩に迫った。中盤にはピットインでクルーをひく新人らしいハプニングもあったが、見せ場は十分。来季の正ドライバー昇格へアピールした。レースはキミ・ライコネン(28)が1時間28分15秒270で制し、逆転で初の総合優勝を飾った。
「世界のナカジマ」悟氏がサーキットを去って16年。日本最速のDNAを継ぐ中嶋が、鮮烈なデビューを飾った。71周の長丁場を戦い抜き、9人抜きの10位完走。「楽しくレースができた。体力的にも問題がなかった」と、こともなげに振り返った。
粘りのレースぶりに、「納豆走行」と呼ばれた父の姿がだぶった。1周目、第1コーナーにマシンが殺到し、クラッシュが続出。そんなライバルを横目に順位を上げ、さらなる上位進出の機会を待った。14周目には、佐藤を1コーナーで抜き、11位に浮上。バトルを得意とする先輩のお株を奪った。
アクシデントにも動じなかった。32周目のピットインでは、ブレーキをロックさせて止まれず、メカニック3人をひいてしまった。幸いケガには至らず「みんなに『ボウリングが上手だな』と言われました」と苦笑い。それでも、最速ラップ1分13秒116は、全体で5位。気持ちの切り替えが、好走につながった。
最終戦限定の昇格で、チームは「来季へのテストではない」と主張するが、チーム内の評価は急上昇。マイケル技術ディレクターは「彼はいつか(正ドライバーとして)F1を走るだろう。いつかは分からないけどね」と、意味深なコメントを残した。
父がマシンを降りたのは、中嶋が6歳のとき。当時の記憶はほとんどないが、幼いころから父の戦った舞台を夢見てきた。「また乗りたいという気持ちは当然、高まっています」。F1マシンの感触を、1日で手放すつもりはない。
[2007年10月23日9時14分 紙面から]
最新ニュース
- ライコネン総合V、7P差を大逆転/F1 [23日09:14]
- アロンソ3連覇逃し3位転落/F1 [23日09:14]
- ハミルトン平常心失くし7位/F1 [23日07:50]
