日本水泳連盟は23日、都内で、シンクロナイズドスイミングの国際大会ジャパンオープン2015(日刊スポーツ新聞社後援)の開催概要を発表した。

 日本選手権を兼ね5月2~4日、東京辰巳国際水泳場で行われる。ジャパンオープンには日本代表の他、スペイン、イタリア、英国など13カ国が参加。日本は昨年コーチに復帰した井村雅代氏(64)が04年アテネ五輪以来、11年ぶりにヘッドコーチに就任。この日の会見には新種目の男女混合デュエットを含めた代表選手14人も勢ぞろいした。

 日本は07年メルボルン大会を最後に3大会連続でメダルなしに終わっている。井村ヘッドコーチは「今年は正念場。メダルを導くため、勝負を懸けていく」と4大会、8年ぶりのメダル獲得を宣言した。

 プレ五輪年の世界選手権の結果次第で、来年リオデジャネイロ五輪のメダルも見えてくる。井村ヘッドコーチは04年アテネ五輪後に日本代表を退任すると、中国代表ヘッドコーチに就任し、08年北京大会でチーム銅、12年ロンドン大会でチーム銀、デュエット銅メダルに導いた。

 日本代表時代を含めて計14個の五輪メダルを獲得した井村ヘッドコーチは「日本の良さである技術力、同調性にプラスして、今までにない新しいシンクロをアピールしたい」と世界選手権への抱負を述べた。