男子シングルスで出場2大会連続優勝を目指す第1シードの錦織圭(25=日清食品)が、世界ランキング33位で第5シードのアレクサンドル・ドルゴポロフ(26=ウクライナ)に6-4、6-4でストレート勝ちした。


 第1セット第1ゲームで5度目のブレークポイントをものにして幸先良くリード。第8ゲームをブレークされて追いつかれたが、続く第9ゲームを連続でドロップショットを決めるなど、すぐさまブレークバックして6-4で奪った。第2セットでも第5ゲームを相手のミスにつけ込みブレークし6-4で連取。安定したリターンと粘り強いストロークで快勝した。


 錦織は今大会、1回戦で同92位のアレハンドロ・ゴンサレス(26=コロンビア)、2回戦で同61位の盧彦勲(31=台湾)をともにストレートで下しており、3試合連続のストレート勝ちとなった。


 準決勝では同15位で第4シードのケビン・アンダーソン(28=南アフリカ)と準決勝で対戦する。対戦成績は錦織の1勝で、2月に行われたメンフィス・オープンの決勝で6-4、6-4のストレートで下している。



錦 織26-4
6-4
0ドルゴポロフ


男子シングルス準々決勝でリターンする錦織圭(共同)
男子シングルス準々決勝でリターンする錦織圭(共同)

第2セット 錦織6-4ドルゴポロフ

【第10ゲーム】 ドルゴポロフのリターンミスで15-15。続いてストローク戦を錦織が制し30-15。ネットプレーからスマッシュを決めマッチポイント。リターンエースで40-30。錦織のフォアのリターンがネットにかかりジュース。ドルゴポロフのフォアのリターンがアウトし3度目のマッチポイント。錦織が意表を突いてサーブアンドボレーに出たが、アウトしジュース。ドルゴポロフのミスで迎えた4度目のマッチポイントでドルゴポロフのストロークがネットにかかり、錦織がキープしてストレート勝ちで4強進出を果たす。


 試合時間は1時間40分。ファーストサーブの確率は錦織が68%、ドルゴポロフが56%。サービスエースは錦織が3本、ドルゴポロフが4本。ウイナーは錦織が23本、ドルゴポロフ20本。凡ミスは錦織が28本、ドルゴポロフが32本

【第9ゲーム】 ドルゴポロフのリターンミスで0-30。錦織のリターンが連続してアウトし30-40となったが、錦織がフォアのウイナーでジュース。錦織がネットプレーからジャンピングスマッシュを決め、2度目のジュース。しかし、最後は錦織のフォアのリターンがアウトしドルゴポロフが踏ん張ってキープ

【第8ゲーム】 錦織が濃いグレイのウエアに着替える。40-15から2本目のサービスエースで錦織がキープ

【第7ゲーム】 ドルゴポロフが3本目のサービスエースで15-0も連続ミスで30-30。錦織のバックのリターンがネットにかかり30-40。しかし、ドルゴポロフのリターンミスでジュース。2度目のジュースで、最後はセンターへの4本目のサービスエースでドルゴポロフがキープ

【第6ゲーム】 錦織がフォアのウイナーで40-15。ドルゴポロフのリターンミスで錦織がキープ

【第5ゲーム】 ドルゴポロフが2本目のダブルフォールトで15-30。30-30から2本目のサービスエースで40-30。しかし、錦織のドロップショットでジュース。さらにドルゴポロフのスマッシュがミスとなりブレークポイント。最後はドルゴポロフのリターンがアウトとなり錦織がブレーク

【第4ゲーム】 錦織がドロップショットを決め15-15。続いてフォアのウイナーで30-15。ドルゴポロフのリターンがネットにかかって40-15。さらにこの試合初のサービスエースで錦織がキープ

【第3ゲーム】 錦織がフォアのアングルショットで長いラリーを制し15-15も、40-15から強烈なファーストサーブでドルゴポロフがキープ

【第2ゲーム】 30-15から錦織がバックのダウンザラインのウイナーで40-15。しかしリターンエースなどでドルゴポロフが連続でポイントを取りジュース。2度目のジュースでドルゴポロフのバックのリターンがアウトし錦織がキープ

【第1ゲーム】 ドルゴポロフが初のダブルフォールトで0-15。ドルゴポロフがフォアのウイナーで30-30。錦織のバックのリターンが連続してアウトしドルゴポロフがキープ


男子シングルス準々決勝でアレクサンドル・ドルゴポロフと対戦する錦織圭(共同)
男子シングルス準々決勝でアレクサンドル・ドルゴポロフと対戦する錦織圭(共同)

第1セット 錦織6-4ドルゴポロフ

【第10ゲーム】 40-0とセットポイントをつかむが、ドルゴポロフがドロップショットを決めて40-15。しかしドルゴポロフのコードボールがアウトし錦織がキープして第1セットを先取。ファーストサーブの確率は錦織68%、ドルゴポロフ52%。ウイナーは錦織12本、ドルゴポロフ12本。凡ミスは錦織15本、ドルゴポロフ13本

【第9ゲーム】 15-0から錦織が連続してドロップショットを決め15-30。30-30から錦織のバックのスライスがアウトし40-30。ジュースに粘り、ドルゴポロフの連続リターンミスで錦織がブレークバックし、再びリード

【第8ゲーム】 長いラリーから錦織のバックのリターンが長くなり0-30。続いてドルゴポロフがフォアのダウンザラインのウイナーで0-40とトリプルのブレークポイント。30-40から錦織のバックのダウンザラインが決まりジュース。最後はバックのダウンザラインのウイナーでドルゴポロフがブレークし追いつく

【第7ゲーム】 ドルゴポロフがドロップショットを失敗し0-15。15-30から錦織が相手の逆を突くフォアを決めてブレークポイント。30-40から錦織のバックのリターンがネットにかかりジュース。4度目のジュースで錦織のリターンが連続してネットにかかり2度のブレークポイントをしのいでドルゴポロフがキープ

【第6ゲーム】 錦織がダブルフォールトで15-15。続いてグランドスマッシュを決め30-15。40-15からファーストサーブをドルゴポロフが返せず錦織がキープ

【第5ゲーム】 1本目のサービスエースを決めるなどドルゴポロフがラブゲームでキープ

【第4ゲーム】 錦織がドロップショットをミスし15-15。ドルゴポロフがリターンエースで30-30。40-30からドルゴポロフのパッシングショットがアウトとなり錦織がキープ

【第3ゲーム】 セカンドサーブを錦織がリターンエースで0-15。30-30から錦織のバックのリターンがアウトし40-30。最後は錦織がリターンできすドルゴポロフがキープ

【第2ゲーム】 錦織がラブゲームでキープ

【第1ゲーム】 40-30からドルゴポロフのフォアのリターンがネットにかかりジュース。錦織が連続して4度のブレークポイントをつかむがいずれもものにできず。6度目のジュースで5度目のブレークポイントをつかみ、最後はドルゴポロフのリターンがネットにかかり錦織が長いゲームを制してブレーク