国際オリンピック委員会(IOC)は26日、リオデジャネイロで理事会第1日の審議を行い、来年8月のリオデジャネイロ五輪の開催準備などに15億ドル(約1785億円)を支援することを決めた。

 昨年2月のソチ冬季五輪では大会組織委員会の収支は32億5000万ルーブル(約63億円)もの黒字となり、うち2割をロシア・オリンピック委員会に分配することが報告された。アダムス広報部長は「五輪博物館や(専門テレビの)五輪チャンネルの運用にも役立てることになる」と説明した。

 IOCはソチ五輪に総額8億3300万ドル(約991億円)を拠出したことも明らかにした。

 会場計画の見直しを進める2020年東京五輪の準備状況は27日に報告される。コーツ調整委員長は「理解を得られる範囲の変更だ。順調な経過説明になるだろう」と述べた。