世界反ドーピング機関(WADA)のリーディー委員長は26日、来年夏季五輪を開くリオデジャネイロの検査所について、資格認定取り消し処分を解除する見通しを明らかにした。2013年に検査ミスを重ねたため国際基準に満たないと判断したが、組織運営の改善を評価した。

 サッカーのワールドカップ(W杯)ブラジル大会では、ドーピング検査をスイスのローザンヌにある検査所で行った。リーディー委員長は「コスト削減の面でもリオの検査所を使用することは大事な問題だ。必要な条件は整っており、最終テストで合格すれば数カ月以内に認定の許可を出せるだろう」と述べた。