世界ランク5位の錦織圭(25=日清食品)が、同33位のアレクサンドル・ドルゴポロフ(26=ウクライナ)を6-4、6-4のストレートで下し、4強進出した。27日午後6時(日本時間28日午前9時)以降に始まる準決勝で、同15位のケビン・アンダーソン(28=南アフリカ)に勝てば、3月2日発表の世界ランクで4位以上が確定する。

 近年の男子テニス界はジョコビッチ、フェデラー、ナダル、マリーの「ビッグ4」がランク上位を占めてきた。しかしその一角を錦織が崩す時が近づきつつある。今週のドバイ選手権で3位マリーが8強にとどまったことで、錦織が決勝進出すれば上回れることが決まった。さらに優勝すれば、ナダルの結果次第で錦織の3位浮上の可能性もある。

 準決勝で対戦するアンダーソンには、15日に行われたメンフィス・オープン決勝でストレート勝ちしたばかり。浮上のチャンスは大きい。