ラグビーの2019年ワールドカップ(W杯)日本大会組織委員会の嶋津昭事務総長は28日、開催地を決める「W杯リミテッド」の理事会(3月2日・ダブリン)への出発を前に羽田空港で取材に応じ、10~12とされる開催地の数について「われわれとしても絞る必要がある。12を目指して交渉したい」との考えを示した。

 開催地には15自治体が立候補。国際統括団体ワールドラグビーから大会運営を委託されているW杯リミテッドは10程度に絞る意向を持つとされる。嶋津事務総長は「われわれの評価を加えて15自治体すべてを議論の俎上(そじょう)に載せる。W杯リミテッド側の評価と調整して最終的に決めたい」と語った。開催地は理事会で承認された後、3月2日午後に発表される。