第1シードで世界5位の錦織圭(25=日清食品)が、同9位のダビド・フェレール(スペイン)に0-2で敗れた。

 錦織は優勝を逃した悔しさをかみしめ、冷静に敗因を語った。

 -何が悪かったのか

 錦織 ミスが多すぎた。攻撃的にいく必要があると思っていたが、サーブも悪く、自分のいいテニスができなかった。

 -第2セットはよく粘った

 錦織 作戦を変えてリスクを冒して攻め、ブレークできた。ただ自分のプレーを維持できなかったのが負けた原因。

 -ミスが多かったのは相手のプレーのせいか

 錦織 コート(での球足)が遅かったり、バウンドが悪かったりで、今までの選手よりボールを取られて粘られた。焦りが出てミスが増えた。

 -フェレールには5連勝中だった。これまでと違ったか

 錦織 粘り強いのが彼の強み。今までの試合のようにウィナー(決定打)を取れなかったので、そこにやられてしまった。

 -1週間戦い切った

 錦織 大会前にインフルエンザにかかり呼吸はきつかったが、よく頑張れた。決勝は悔しいが、3月に大きな大会が続くので、そこで大きな結果を出せるよう頑張りたい。