距離の男子50キロを行い、中長距離のエース、吉田圭伸(自衛隊)が、トップから1分29秒2差の17位に入ったのが、日本勢の最高位だった。序盤から先頭集団に付き、リズム良く追走した。折り返しの25キロを8位で通過するなど、自己最高位(12位)の更新も期待されたが、45キロ過ぎからペースが上がると徐々に遅れた。吉田は「最後は離れてしまって力不足でした。ただ、ダメだダメだと言っていても先がない。45キロまでついていけたことを評価したい。まずは1度納得して、仕切り直してまた頑張りたい」と自身を奮い立たせていた。

 初代表の宇田崇二(東海大)は33位。「最初からついていけなかったが、最後まで精いっぱい走れた。これが今の実力。世界に追いつけるように頑張りたい」。

 レンティング陽(アキラ)は39位。「前半で転倒するなどいいところがなかった。今季はうまくいった試合がない。一からやり直したい」。

 スプリント種目が専門の宮沢大志(JR東日本)は40位。「どれだけ粘れるかだったが、30キロ過ぎで集中力が切れた。今はスプリントも持久力がないと通用しない。練習から意識してやっていきたい」。

 これで全種目を終了した。次開催は17年にフィンランド・ラハティで行われる。