男子テニスの2日付世界ランキングで錦織圭(25=日清食品)が5位から自己最高の4位に浮上した。

 ジュニア時代から錦織を知る松岡修造氏(47)が取材に応じた。「日本人が30位に入ること自体が奇跡。錦織選手なら可能だとは思っていたが、世界4位になるのは言葉で表せないほどすごいこと」。錦織が台頭するまでは松岡氏が1992年にマークした46位が現行のランキング制度の日本男子最高だった。

 次々と記録を塗り替えていく錦織のプレーぶりに「ここ2大会は万全ではない中で結果を残した。勝ち方を覚えてきた」と指摘。「世界1位よりもグランドスラムで優勝することが大きな自信になる」と日本人初の4大大会制覇に期待を寄せた。