卓球の日本代表選手の選考を透明化するよう求めているミキハウス木村皓一社長(70)が2日、東京都内で日本協会の藤重貞慶会長(68)と会談した。1月19日の世界選手権(4月26日開幕、中国・蘇州)代表の発表直後から改善を訴えてきた同社長は、「会長から『改革はしていきます』という返答をいただいた。直接話したことで何か変わるはずだと思う」と期待した。

 今後は文書を作成し、今週中にも協会に意見書を提出する予定。「とにかく選手が納得できる公平、公正な選考を希望する。これを明確にして要望したい。理想はテニスや水泳のように選手が定められた公平な基準をつかみとる形」と話した。すでにミキハウスには複数の有力チームから賛同の声が届いているという。