ミズノ社が5日、15年から国際柔道連盟(IJF)主催大会での使用が義務づけられる新ルールに適合した新柔道着を発表した。

 都内でのお披露目に参加した昨夏の世界選手権優勝の男子73キロ級の中矢力(25=ALSOK)は「軽くて動きやすい」、女子57キロ級の宇高菜絵(29=コマツ)は「軽くなった」と口をそろえた。上衣の1平方メートルあたりの重量が従来の700~1000グラムから650~750グラムに変更されたことから、ミズノ社では刺子部分(腰部から上の上衣)の素材を改良。これまでは綿100%だったが、今回からポリエステル20%の混紡の繊維を使用した。強度を保ちながら新ルール規定内の重量を達成。重さ自体は5~10%ほど軽くなっており、選手も好感触だった。