女子は世界選手権銀メダルの伊藤有希(土屋ホーム)が、合計238・5点で優勝した。

 1回目に90メートルでトップに立ち、2回目も最長不倒の95・5メートルで2位の高梨沙羅(クラレ)に26点差をつけて圧勝した。

 世界選手権の勢いのそのままに、1回目に「失敗した」と話すジャンプでも高梨に4メートル差をつけた。2回目も力強く飛び出し、空中で風をつかみ一気に進むと、K点を大きく超えて順位を死守した。「条件がバラバラで難しい試合だったが、やることに集中した。1回目は力んだのでそれを反省してリラックスして飛んだのが良かった」と振り返った。

 今季は残り3戦に出場する。「自分のやるべきことをやるだけ」と強い気持ちで挑んでいく。

 成年男子は清水礼留飛(雪印メグミルク)、少年男子は小林陵侑(岩手・盛岡中央高)が制した。