日本スケート連盟の小林芳子フィギュア強化部長は18日、世界選手権(25日開幕・上海)へ向けた羽生結弦(ANA)の調整について「右足首の捻挫の状態は万全ではないが、少しずつ練習量を増やし、最終調整している」と説明した。練習拠点を置くカナダではなく、国内で練習しているという。

 羽生は昨年末の腹部手術から復帰し、2連覇が懸かる世界選手権に向けて1月末に練習を再開したが、その後に負傷した。小林部長は17日に羽生サイドから報告を受けたといい、4回転ジャンプを跳んでいるかどうかなど詳しい練習内容は「プレッシャー、ストレスをできるだけ与えたくない」との理由で明らかにしなかった。