最終日の団体戦を行い、男子(勝ち抜き試合)は国士舘(東京)が大成(愛知)を2人残しで下し、5年ぶり8度目の優勝を果たした。

 国士舘は中堅・飯田健太郎(1年、初段、97キロ)が活躍。186センチの長身を生かして大成中堅・並木泰雅(2年)に優勢勝ちすると、同副将・古賀颯人(はやと、2年=古賀稔彦氏長男)に大腰で一本勝ち。同大将・神鳥剛(2年)に引き分けた。飯田は男子最優秀選手にも選ばれた。

 古賀に一本勝ちの飯田は「決勝まで1試合しか出番がなかった。奥(襟)を取る練習をしてきたが、良いところが取れた」と笑顔を見せた。国士舘は大将・山田伊織(2年)が団体戦最後まで出番なし。圧倒的強さでの全国制覇となった。

 女子(点取り試合)は埼玉栄(埼玉)が1-0で大成(愛知)に勝ち、2年連続5度目の優勝を飾った。