大同特殊鋼が大崎電気を23-19で下し4年連続18度目の優勝を決めた。東日本大震災のため開催中止となった10年度を除けば9連覇。堅守で主導権を握り、今季リーグ2戦2敗だった相手にリベンジを果たした。

 大同特殊鋼は大崎電気の武器である速い攻撃を封じた。全員が速攻の時と変わらない速さで攻撃後すぐに自陣へかけ戻った。末松監督は「戻りを徹底した」と狙い通りだったことを明かした。攻めては後半3分、6分と相手が退場者を出して数的優位になった時間を逃さず、7分の間に5連続得点を奪った。勝負どころで力を発揮し、これでプレーオフでは9季連続無敗。創部50周年を最高の結果で終えた。末松監督は「60年、70年、100年と、この伝統や勝つ文化を続けたい」と笑顔で胸を張った。