今月19日から22日にかけて行われたコトブス国際(ドイツ)に参加していた体操男子の白井健三(18)らが24日の午前10時ごろ、成田空港に帰国した。

 床運動と跳馬の2種目を制した白井は「床はまだ宙返りが低いし、ひねり不足もある。練習してもっと突き詰めたい」とさらなる高得点への課題を挙げた。きょう24日でリオ五輪まであとちょうど500日になったことについて「あまりピンときません。まずは今年に集中したい。結果が出れば、それがリオにつながると思います」と自然体で話した。

 神奈川・岸根高を卒業して4月に日体大に進む白井は、3月からすでに同大学で毎日の練習を行っている。「環境が変わってすぐは不安も少しあったけど、練習はしっかり積めている」と充実の表情を見せた。

 帰国の際には、たまたま同タイミングで帰国していたスキージャンプの葛西紀明らと同便に。18歳の白井は42歳の葛西に「すごいなあと思って、話しかけられませんでした」と感動していた。しばらく演技構成を大きく変えない予定の白井は「安定感を上げるために。葛西さんのようにいつでもどこでも結果を残せるようになりたい」と笑顔で話した。