国際水連が2008年北京五輪競泳男子400メートル自由形の金メダリスト、朴泰桓(25)にドーピング違反で1年6カ月の資格停止処分を科したことを受け、韓国メディアは24日、来年のリオデジャネイロ五輪出場の可能性が残り「最悪は免れた」などと報じた。

 出場を阻む国内規定があるが、早くも「改定論」が出始めた。

 大韓体育会は昨年7月、禁止薬物使用などで処分された選手は処分解除から3年間は韓国代表になれないとの規定を設けた。だが朴泰桓は韓国競泳初の五輪金メダルを獲得した国民的英雄で、五輪出場への道を開くべきとの世論が高まるのは必至。同会関係者は「議論となる事案。変更もあり得る」と述べた。

 YTNテレビは「リオで名誉を回復できるかどうかは、今後の朴泰桓の行動と世論にかかっている」と報道。一方、聯合ニュースは「規定の変更は一部選手への特別待遇として物議を醸す可能性がある」と伝えた。