国際バスケットボール連盟(FIBA)から無期限の資格停止処分を受けた日本協会の改革を主導するタスクフォースの川淵三郎チェアマン(78)は26日、都内でNBL、NBDLのチームとの意見交換会に出席した。25日に決まった新リーグの参加条件の細部を話し合った。アイシン三河、北海道からは複数のホーム会場の使用を希望されたが、川淵チェアマンは「ホームアリーナを設置しないと認めない」と1部5000人、2部3000人規模の本拠地設置と、そこで8割の試合をするとの条件を譲らなかった。

 また昨季NBL覇者で、10度の日本一を誇る名門東芝神奈川の林部長は「なかなか難しい」と苦渋の表情をみせた。日本人選手は全員が正社員。新リーグの1、2部はプロチームで、社員選手は2人しか認められない。Jリーグも撤退したほど東芝にはプロへのアレルギーも強く、チームの独立法人化も簡単ではない。新リーグには参加する意向だが、アマを貫くならばプロアマ混在の3部リーグになる。

 新リーグは1部12~16チーム、2部は16~24チーム。リーグ運営の社団法人が設立される4月から入会申し込みが開始。NBL、NBDL、TKbjリーグと40以上のチームが1~3部に選別される。