神奈川が立ち上がりの猛攻でリズムに乗り、東京Aを63-38で下して、決勝に進んだ。

 神奈川は第1Q、一気に13点をマーク。東京Aに5分近く得点を許さず、流れをつかんだ。神奈川はスタメンと控え選手を一気に入れ替えるダブルチーム編成。東京Aはこれに面食らって、流れを引き戻せなかった。

 神奈川は大会ナンバーワンの高さ(平均身長167・5センチ)を生かしてリバウンドを取り、得点を重ねた。ガードの池田沙紀(横須賀市立坂本中2年)がパスカットやスチールも決めて、東京Aに付け入るスキを与えなかった。

 五十嵐コーチ(39)は「高さのチームと見られがちだが、走ってディフェンスして、良い形でゲームに入れた。ダブルチームにしたのは12人全員で戦うため。休憩しながら、ガンガン攻撃できた」と圧勝劇に満足した笑顔。そして、「次も今まで積み上げたことを出すだけ」と決勝を見据えていた。