埼玉は後半力尽きた。初優勝の岡山に39-64で敗れ、第1回大会以来27年ぶり2度目の日本一は成らなかった。

 前半戦はほぼ互角の展開。第2Q残り2分32秒には29-26と一時リードも奪った。しかし、岡山に逆転され、29-34の5点ビハインドで後半に入ると、一気に差を広げられた。

 目(さっか)コーチ(49)は「(後半、ウチの)大きな子が動けなくなった。相手4番(土家)6番(小栗)がうまかった」と敗戦を振り返った。選手たちへは『6試合分の体力が無かった。帰って練習しよう』と声をかけたという。「チャンスはあったが、残念。良くここまで来られたとほめてあげたい」と、最後は選手たちの労をねぎらっていた。